フロントビューとサイドビューとは

フロントビュー 敵敵敵 敵はプレイヤーの方を向いて並ぶ 味方のステータス・コマンド サイドビュー 敵敵 味方 向かい合う敵と味方を横から見る
フロントビューとサイドビューの画面構成のイメージ。実際の配置はツールやゲームによって異なります。

フロントビュー

敵が画面の正面に並び、プレイヤーと向かい合う方式です。味方の姿は多くの場合画面に出ず、ステータスやコマンドの欄で戦います。RPGツクールMZのヘルプでは、「ウィザードリィ」や「ドラゴンクエスト」に近い方式と説明されています。

サイドビュー

敵が画面の左側、味方が右側に並び、戦いを横から見る方式です。味方が武器を振ったり魔法を唱えたりする動きを見せられます。同じヘルプでは、「ファイナルファンタジー」に近い方式と説明されています。

2つの方式の違いを比較

フロントビューサイドビュー
見せられるもの敵のイラストを大きく見せられる味方の攻撃や動きを見せられる
敵の絵の向きこちらを向いた正面向き味方の方(画面右)を向いた横向き
味方の戦闘用素材基本的に不要戦闘中の動き(モーション)の素材が必要
作る手間少なめ多め
向いている作品敵のデザインを見せたい作品、ダンジョン探索型、はじめての制作キャラクターの演出を見せたい作品

フロントビューは、味方の戦闘用の素材を用意しなくてよいぶん、少ない素材で形にしやすい方式です。そのぶん、画面の中で一番目立つのは敵のイラストになります。

敵素材は「向き」で選ぶ

RPGツクールMZのヘルプでは、標準の敵画像について、フロントビュー用は大きめのサイズで目がこちらを見ている絵、サイドビュー用は小さめのサイズで目が画面右側(味方の方)を見ている絵と説明されています。つまり、戦闘画面の方式によって、合う敵の絵の向きが違います。

  • フロントビュー:プレイヤーと目が合う、正面向きの絵
  • サイドビュー:味方の方を向いた、横向きや斜め向きの絵

正面向きの絵をサイドビューで使うと、敵が味方ではなくプレイヤーを見ているように見えて、違和感が出やすくなります。左右を反転しても正面向きのままなので、向きの違和感は解消しません。

無料モンスター素材屋の素材は、王道ファンタジーから和風・SF・現代ホラーまで、1000体すべてが正面向きの戦闘用の立ち絵なので、フロントビューの戦闘画面にそのまま合います。

ツールごとの設定場所

RPGツクールMZ

データベースの[システム1]にある[戦闘画面]で、フロントビューとサイドビューを切り替えます。敵の画像は、フロントビュー用がimg/enemies、サイドビュー用がimg/sv_enemiesに入ります。手順はRPGツクールMZで敵キャラの画像を追加・変更する方法で解説しています。

ウディタ(WOLF RPGエディター)

付属の基本システムの戦闘は、敵を画面に横一列に並べる形式です。敵グループの配置が「中央」「左から2番目」のように決まっているのもそのためです。手順はウディタで敵キャラの画像を設定する方法で解説しています。

Unityなどで自作する場合

戦闘画面を一から作るなら、どちらの方式も自由に作れます。敵の絵を大きく見せたいならフロントビュー、キャラクターの動きを見せたいならサイドビューと、作品の見せ場に合わせて選びましょう。

どちらを選ぶ?迷ったときの考え方

  • はじめてRPGを作るなら、フロントビューがおすすめです。味方の戦闘用素材がいらず、敵の画像をそろえるだけで戦闘が形になります。
  • 敵のデザインを見せたい作品も、フロントビューが向いています。ボスのイラストを画面いっぱいに見せられます。大型の100体には1024px版もあるので、画面サイズの大きい作品でもボスを高解像度で表示できます。
  • 味方キャラクターの動きや演出を見せたい作品なら、サイドビューを検討しましょう。そのぶん、味方のモーション素材と横向きの敵素材が必要です。

あわせて読みたい

フロントビューの戦闘画面を自分で作ってみたい人は、下で紹介しているRPG制作講座も参考にしてください。

参考:『RPGツクールMZ』[データベース]-[システム1]のヘルプ、『RPGツクールMZ』[データベース]-[敵キャラ]のヘルプ