図鑑の説明文の役割
モンスター図鑑の説明文は、フレーバーテキストとも呼ばれます。戦闘の強さには直接関わりませんが、次の3つの役割を持っています。
- 世界を語る:モンスターの生態や言い伝えを通して、ゲームの世界の広がりを伝えます。
- 敵を覚えてもらう:名前と画像だけでは忘れてしまう敵も、短いエピソードがあると印象に残ります。
- 攻略のヒントになる:弱点や行動の癖をさりげなく書いておくと、図鑑を読む楽しさが生まれます。
説明文に入れる4つの要素
| 要素 | 書く内容 | 例(スライム) |
|---|---|---|
| 見た目 | 画像だけでは伝わらない色・質感・大きさ | 透きとおった青い体は、ほとんどが水でできている。 |
| 生態・習性 | どこに棲み、何をしているか | 湿った洞窟の天井に張りつき、落ちてきた獲物を包みこむ。 |
| 伝承・噂 | 人々の言い伝えや、物語との関わり | 旅人の間では、雨の日に数が増えると言われている。 |
| 戦いのヒント | 弱点や注意点を、さりげなく | 熱に弱く、炎の魔法を受けると縮んでしまう。 |
4つ全部を入れる必要はありません。2〜3つの要素を組み合わせて、2〜3文にまとめるのが読みやすい長さです。
文字数と文体の目安
- 長さは2〜3文、60〜120文字程度:図鑑の画面にスクロールなしで収まり、読み飛ばされにくい長さです。
- 言い切りと伝聞を使い分ける:確かな事実は「〜だ」「〜である」、噂や伝承は「〜という」「〜らしい」と書くと、世界の中の資料らしさが出ます。
- 世界観で文体を変える:和風なら古風な言い回し、SFなら観測記録のような書式、ホラーなら証言や噂話、かわいい系ならやわらかい口調が似合います。
- 同じ作品の中では文体をそろえる:語尾や書式がそろっていると、図鑑全体に統一感が出ます。
例文6つ:素材の見た目から図鑑を書く
このサイトの素材には、それぞれ見た目を説明する短い文が付いています。これを「見た目」の材料にして、生態や伝承、弱点を足すと、図鑑の説明文になります。世界観ごとの例を6つ紹介します。
例1スライム
AZURE SLIME
素材の説明(見た目):青いゼリー状のスライム。低いシルエットと大きな目が特徴の、最初のエンカウントに。
図鑑の例文:湿った洞窟に棲む、青いゼリー状の魔物。体のほとんどが水でできていて、何でも包みこんで溶かしてしまう。熱に弱く、炎を浴びるとみるみる縮んでいく。
例2枷断ちのフェンリル
Fenrir Fettersunder
素材の説明(見た目):灰黒色の長い毛を逆立てた巨大な狼。前脚には断ち切られた枷が残り、低く身構えています。
図鑑の例文:神々が魔法の紐で縛りつけたはずの巨狼。前脚に残る枷は、封印を自ら断ち切った証だという。その遠吠えは、世界の終わりの始まりを告げると言い伝えられている。
例3一角の折り舟
Onecrest Foldhull
素材の説明(見た目):白と赤紫の紙を折って作った舟形の体。前方の尖った頭に小さな二つの目があります。
図鑑の例文:子どもが川に流した折り紙の舟が、長い年月を経て付喪神になったもの。雨の夜、水たまりを渡って家の中へ入りこむという。紙の体は火に弱い。
例4回る口の洗濯槽
Spinmouth Launderer
素材の説明(見た目):穴の開いた金属の洗濯槽が横倒しになり、口の中から三枚の桃色の舌がのぞく怪異。
図鑑の例文:深夜二時になると、電源の入っていない洗濯機が回り出すという。中をのぞいた住人によれば、ドラムの奥で何かが舌なめずりをしていたらしい。
例5再鋳の鋳造主
Recasting Foundry Sovereign
素材の説明(見た目):青銅色の装甲を持つ大型ロボット。太い腕の先の大きなはさみを頭上に掲げています。
図鑑の例文:観測記録:第三精錬区画。廃工場の溶鉱炉を守り続ける作業機械。壊れた同型機を溶かし、自らの装甲に作り変えて稼働を続けている。関節部の冷却機構が弱点と推定。危険度:A
例6ゆりかご足のふわたま
Rockersole Wobbler
素材の説明(見た目):ふわふわした淡い黄色の丸い体に小さな顔があり、弓なりの一本の足でゆらゆら立つ姿。
図鑑の例文:弓のような一本足で、ゆらゆら揺れながら草原を散歩している。揺れが大きくなるのはご機嫌のしるし。眠くなると、その場でころんと転がって寝てしまう。
図鑑の見せ方と解放のしかた
説明文と同じくらい大切なのが、図鑑の見せ方です。少しずつ情報が増えていく仕組みにすると、集める楽しさが生まれます。
- 出会ったら名前と画像を登録:まだ出会っていない敵は「???」とシルエットで表示します。
- 倒したら説明文を解放:戦った後に読めるようにすると、説明文がご褒美になります。
- たくさん倒したら弱点や落とすアイテムを表示:攻略の情報は、やり込んだプレイヤーへの特典にします。
- 番号を振る:「No.001」のような番号があると、抜けている番号を埋めたくなります。
| 図鑑の項目 | 表示する内容の例 |
|---|---|
| 番号 | No.001 |
| 名前 | スライム |
| 分類 | スライム・不定形 |
| 出現場所 | 洞窟・遺跡 |
| 説明文 | この記事で紹介した2〜3文の文章 |
| 弱点・落とすアイテム | 炎/ゼリーのかけら(一定数倒すと表示) |
このサイトの素材には、素材番号、種別、出現場所のヒントが付いているので、図鑑の項目の下書きにそのまま使えます。
説明文を書くときのコツ
- 画像を見て「動き」を想像する:静止画の姿から、どう動くか、何を食べるかを考えると、生態の文が書きやすくなります。
- 弱点は言い切らずにヒントにとどめる:「熱を嫌う」くらいにしておくと、試して見つける楽しさが残ります。
- ボスの正体は書きすぎない:物語の大事なネタは、クリア後に追記される仕組みにするのも手です。
- 名前と説明をセットで考える:名前の付け方はモンスターの名前の付け方で紹介しています。
素材は商用利用・加工・再配布ができます。作品内のクレジットやヘルプなどに、サイト名とリンクの記載をお願いします。詳しくは利用条件をご確認ください。
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